12月19日 再発

おはようございます。今朝はまた悶々としている。何が原因って、気分しだいなのかもしれないけど、気力が出ないし、仕事のこと考えたくなくて、とにかく休みたい。こんな気分で仕事に行っている人は五万といるだろうけど、僕はどうやら逃げやすいゾーンに入ってしまっているらしい。立ち向かう気力が湧かない。最早、諦め。よし、行くぞー!と拳を握りしめて、ツカツカと勇み歩んで行くことは、とてもではないけど、できない。そんなくらいに休みやがって、何という甘い考えなんだ、とたくさんの人に怒られるだろうな、45歳、二児の父親が、そんなもんで潰れてしまって、どうすんだよってさ。僕はそんなに強くないし、強くなりたくもない。弱くて結構、と思いながらも、弱い奴とは思われたくないし、できるだけ周りの人よりも優れていると思われたいと思っている。矛盾野郎だな。

僕よりも僕を知ってくれている友達に救われながらも、それを理由に逃げ回っている。逃げても、後ろから僕自身が追いかけてきて、逃げちゃダメだぞー!と逃げている僕を捕まえようとする。仕事に行けている日は、追いかけてくる僕が逃げる僕の首根っこを捕まえて、ほら、行ってきな!と無理やりに送り出している時だ。今日のような日は、逃げ切ろうとして、追いかけてくる僕を全力で振り切ろうとしている。今日は会社に顔は出すけど、また帰らせてもらおう。大事な連絡があるかもしれないから、ゆっくり休んだりできないかもしれないけど、それでも頭のぼんやり、胸のモヤモヤはどうしようもなくて、辛さしか生み出さない。逃げてるなぁ。

僕はあなたとは違う。あなたは自分を戒め、自分に厳しく、自分がありたい自分でいるために、逃げたい自分に話しかけて、それで自分らしくいられるか?と問い詰め、いやいや、そうでは自分がありたい自分ではあることができない!と自分を奮い立たせ、日々を過ごしている。許せない性格だから、許するようにしているという。いつまでも許さないでいたら、許せない自分がいつまでもいつまでも残ってしまうから、許すことを許しているのだと。うーん、難しい。そして、そういう話を聞かされると、すごいなぁと思いつつ、そんなふうに人に求めたり、人をそうして評価したり、口には出さずとも僕をそういう視点で見て、あーあ、ダメだなぁと思われていると思うと、もう、苦しくなる。あなたの顔色を伺い、何を言われるんだろう、どんなふうに思われているんだろう、僕は必要ないと評価しているけど、仕方なく今ここにいるのではないか、思考がぐるぐると巡り、仕事のことなんて考えられず、気力も生まれず、また何もかも後手になり、また注意され、指摘され、怒られる。悪循環でしかない。酷い仕打ちを受けているわけではない。むしろ、できない僕をフォローしてくれて、安心させてくれようとしている。そういう風に言葉で伝えてくれるし、実際に僕には見えないところで、気づかないところで、かなりの部分を下支えしてくれているんだろう。だけど、またそれが息苦しい。いっそのこと、見限って、こいつはダメだとクビにされるほうが、スッキリさっぱりするのではないか。

そんなふうに思ってしまうんだから、かなりの具合の悪さだろうな。人から優しくされても、それをありがたいと受け取ることはできず、それをプレッシャーに感じ、これ以上、優しさを受け取り続けると、ますますそれに感謝をしたり、それに恩義を感じたり、それに何かを返せないことに申し訳なさを感じたりしている。人のせいだなぁ、僕は悪くない。あなたがダメな僕に優しくするから、その優しさに溺れてしまって、もがき苦しみ、こんな状態になってしまっているんだ。なんて思っているのか。

人への気遣いや心持ち、感謝をあなたから学んできた、けど、それも教わり続けてきて、自分にはそういう気持ちを仕事で関わるお客さんに、社員さんに、面接にくる人に、同じように思えるかと言われたら、ノーだ。僕はそういう思いや気遣い、感謝を感じたり、人に伝えたりする心を持ち合わせていなくて、それは大変失礼でどうしようもないやつだと、思い知らされてきた。欠点。大きく欠けている部分だ。それを教えてもらって、気付かされたけど、だからといって、そういう気持ちを持てるようになるかといえば、そんなことはない。そんな気持ちを持ってない奴が、会社の中にいてはいけない。

溜息まじりの朝、ふわふわと吐く白い息に乗っかって、どこかへ行ってしまいたい。

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