かもしれない、ではなくて。

昨日から気合を入れてまた始めてみようと心に決めたのに、早速ストレッチ程度の頑張りしか出来ず、眠みに負けてあっという間にご就寝。

寝る前に筋トレする。

体重を毎日測り、まずは80キロを切る。

ちなみに今朝は86キロ。きっとベスト体重は72〜3キロだろう。

昨日はバスケのたらればを考えていて、そのことを仲のいいチームメイトにLINEしてみた。無理強いはできないけど、早く一緒にまた練習して、コロナ落ち着いたら飲んだり、たくさん話したりしようって、返事くれた。気持ちが、まだバスケしたいって思ってるならまだプレイヤーとして大丈夫って証拠だよってさ。優しい奴だ。

バスケの話でたられば、もう一つ。高校時代、県でベスト4までは行ったことがあるけど、そこからの壁が非常に高くて、いつもいつも同じ高校が決勝で顔合わせしていた。大体、15〜20点差でベスト4で負けてた。だけど一度だけ、ワンゴール差で負けという試合があった、しかも同点シュートは僕が決めた。うちの高校にはエースでキャプテンと、一つ下の学年のスペシャルなシューターがいた。僕は点を取るというよりは、ディフェンスや多く、地味なプレイヤーだった。あの試合、もしも勝って、決勝まで行けたら、僕らの高校としても、僕としてもまた違う景色が見えて、何か違う成長ができたのかもしれない。決勝まで行かないとわからない、そんな何か。

僕はスペシャルな力はなかったし、身長も180くらい、これではバスケやってれば大きい方でもない。僕くらいの身長はゴロゴロいるし、僕よりも大きくても高く跳んだり、早く走ったり動いたりできる人が大勢いる。僕は、大きい割には小器用にボールを扱ったり、柔らかいシュートを打てたから、そこが持ち味と自覚して、パワーや速さを伸ばすよりも、視野の広さや状況判断の中で、いかにして相手を出し抜いたり、パスを出したり、ディフェンスでカバーしたりと考えてプレーしていた。

これをもっともっと、磨きをかけるか、もしくはちゃんとパワーやスピード、瞬発力を鍛えて、他の大きい人に劣らないものを身につけて、プラスで自分の持ち味を出せるようになっていたら、どんな風になっていたかな。決してプロになれるほどではないと思うけど、高校でも違う結果を出せたり、大学でもバスケのサークルじゃなくて部活で頑張ったり、自分に自信を持って生きていくことや、頑張れた自分の成功体験を感じることができたかもしれない。

僕は、上にいるプレイヤーを見て、僕にはあれはできない、頑張っても届かないと思い、諦め、自分の今できること、今活躍できるところだけで勝負するようにして、要するにチャレンジせず、自分から山を降りて、自分が上級者でいられるところで、チヤホヤされるような環境でバスケを続けてきた。

もしチャレンジして、自分よりも上手い人、すごい人、環境に身を置いて、自分の成長を一番に考えて努力していたら、どうなっていただろう。僕を信じてあげられなかったのは、僕なんだ。もう少し自分はできる、まだ上手くなる、上を目指せるって思ってあげられれば良かった。辛い練習やきついこと、挫折や敗北もたくさん味わうだろう、だけど、その後の自己肯定感は高くなっただろう。

自信を持っても、ポキンと折られたり折れてしまうこともある。だけど、その自信ももっともっと持っていってよかったんだ。自分から、山を降りてきてしまったから、小さな自信しか手に入れられなかった。

日本全国も知らず、自分はバスケが上手いと思っている、たった、県でベスト4、しかもチームで一番上手いわけでもない、県選抜に選ばれるようなプレイヤーでもない。なのに、低い山の上にいて、自分は山の上の方にいるんだーと大きな顔をしている。

母親からは、「牛尾となるより鶏頭となれ」と教えられた。大きな集団の下の方にいるよりは、小さな集団の頭になれって。たしかにその方がいいのかもしれない。けど、バスケに関しては、高校も自らバスケが強いからといって、家から遠い希望の高校に行かせてもらい、そこでビシビシと鍛えてもらっただから、もっともっと上の、厳しい世界を見てきても良かったのではないか。

僕は身体能力は高くない、だけど、それだけで言えば負けてしまうところもあるが、絶対に負けっぱなしとも限らない。僕ができることは、チームが勝つためにできるプレーをすることだ。僕が相手よりも高く跳んだり早く走らないと負けてしまうのではない。僕が相手よりも高く跳んだり早く走れるから勝つわけでもない。そういう相手をいかにして負かすか、もしくは勝たなくとも負けない、引き分けや味方のフォローで封じ込めるか、そんなことをやっていくのがバスケだし、スポーツだ。

武井壮さんも言っていた。始めた期間、やっている期間でスポーツの能力、勝ち負けが決まるならスポーツは面白くない。期間に関係なく、上達できる、勝てる、活躍できることがスポーツの醍醐味だと。

僕にはまだまだできることがある。今、あるかもしれないと書こうとしたが、やめた。あるかもしれない、ではなくて、ある。あると信じて、続けたり、取り組んでいくことが全てだ。

昨日よりも少しでも成長する自分を思い描いて、今日も一日頑張ろう。

今日の通勤BGM♪

くるり/ジュビリー

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