僕はと言えば

昨日、一昨日までの仕事の憂鬱さは何だったのだろう。なんだかんだで良いわけではないけど、おさまりがついてきたからか。一通り怒られ終わって、あとはそこからの修正だったり、必要のあるものの対応だけ、って感じだからか。

何はともあれ、特に心に引っかかってることは、今日のところはない。こういう時に、あのモヤモヤの正体は一体なんだったのだろうと、本当にビックリする。特に大したことではなくて、自分で勝手に心配や不安に思ってただけだったのかもってね。一人でビビって、一人で不安に陥り、この状態から逃げ出したいとだけ思っていたのだろう。怒られるのは嫌だったけど、もうそれが変わる状況にはなかったからあとは受け入れるだけだったのだろうし、その後は自分のやり方次第、やりようによってまた未来が変わるのだろう。

何かを頑張ったわけではないし、何かに必死に取り組んだわけでもない。そこそこに頑張って、やれること、やりたい感じのことをやってるだけ。結局、仕事ってさ、こんなもんなのかしら?やっぱり、やりたいことや好きなことに向き合う時間が多く欲しいなぁ。それが仕事がそういう好きなものであったりやりたいことになる状況であれば、本当にいいのだけど、そんなことできている人は氷山の一角だ。だからと言って、自分にはそれができない、とも限らないのだけど、思いっきりそっちの方向に頑張って行こうという気持ちにもなりきれない。自分のこと信じてあげられてないし、そもそも自分には何ができて、何が得意で、何なら他の人よりも抜きん出て、何かを生み出すことができるのか、わかってないよな。

自分を見つめ直すことから、始めなきゃいかんのかな。42歳にして、迷いまくっている。情けない。子供達は僕を見て、どう思っているのかなぁ。たまに帰り遅いから、頑張ってくれている、すごいすごい!って思ってくれているのだろうか。そう思われたい訳では全くないけど、自分の親を見て、何か残念な気持ちになったりして欲しくはないなと思う。

今日は金曜日、今晩はまた奥さんと晩酌して、楽しく過ごせればいいな。バスケには行きたいけど、先週行かせてもらったしね、今週は我慢、そして家族サービスしないとね。

若かった頃は、僕はあまり人の目を気にしてなかったのだろう。大学卒業して、就職もせず、大学時代の仲間たちと一緒に遊ぶために、その土地に留まり、フリーターとして自分が過ごせるだけのお金を稼ぎ、友達と遊び、大学時代の後輩と付き合い、それで満足していたのだろう。その彼女は、就職した1社目で、とても自分には合わなくて、辞めたいみたいな話で、僕は就活なんてしたこともないし、キャリアや将来的なことも全くイメージしてなかったから、彼女に対して、辞めてもいいんじゃない?自分のやりたいことも明確になってるんだし、ってアドバイスしたら、本当に辞めて、やりたいと思っているアパレル関係に就職して、準社員から正社員になり、キラキラと輝いてる人生になっていった。僕はと言えば、フリーターのまま。その彼女はしっかりとした社会人。僕はと言えばフリーター。この人と生涯を共にする事は出来るのだろうか、彼女はとても思い悩んだろうし、年齢もいい年齢になってきてたし、いろんな出会いや巡り合わせもあったのだろう、将来を考えられないと言って、僕の元から去り、話をよく聞けば、新しい男性がいたのだ。僕はひどく傷ついたけど、よくよく考えたら、それまで彼女の大切な時間を過ごしながら、僕のことしか考えておらず、相手がどんな気持ちか、何を求めているのか、それに答える気があるのかないのか、とても曖昧にしながら一緒にいたんだな。そんな失礼な話、ないよな。ごめんなさい、僕がもっとしっかりと考えているか、ちゃんと早めに答え出してあげるか、していればお互いに違う人生が待っていただろうし、もしかしたら、この人と一緒になっていたかもしれない。いろんな出会いや別れがあって、今の人生になっている、これが僕の出してきた答えの結果だ。僕が選んだり、捨てたりしてきた結果だ。だけど、あの時、ああしていたら、こうしていたら、とたらればを頭の中がぐるぐると駆け巡る。いつまでも過去に縛られて、その時の思い出や感情から抜け出せずにいる。すっかり忘れていることもあるけど、しっかりと覚えていることも沢山ある。

イヤホンから、フジファブリックの陽炎。これをカラオケでたくさん歌ったなぁ、その時は僕がフリーターだった頃だし、その彼女ともお付き合いしてた頃だ。音楽を聴いて、あの頃の思い出や風景、嫌なことも目の前に浮かんでくる。

いい時間だった。

今もいい時間なのだろう、この先長く生きていったときに、ふと後ろを振り返った時に、いつでもあの頃は良かったなぁと思えるような人生にしたいもんだ。

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