おはようございます、やーさんです。

今朝も通勤電車に揺られながら、書いています。

iPhoneのシャッフルされた音楽、くるりの虹。この曲を聴くと、その当時のことを思い出す。

大学2年生だったかしら、当時付き合ってた彼女、熱海の温泉旅館でリゾートバイトをしていて、その温泉旅館の彼女の下宿先へ数日間転がり込み、熱海観光をした。

背の小さい、天真爛漫な女の子。ゼミが一緒で、飲み会を何回かやるうちに仲良くなった。生まれも育ちも東京の女の子、私はと言えば、東北の田舎者。勝手に田舎者コンプレックスを感じていたけど、それは僕がまさに勝手に抱いていただけのものだった。東京の女の子は、田舎者に対して何の偏見もなかった。

一年生の時のクリスマスには表参道をデートした。田舎者は表参道のクリスマスとはどんなもんなのか、つゆも知らず、ご飯食べるところやプレゼントなんて何にも計画せず、まさに手ぶらで、ノープランでデートをした、だって大都会東京で、何も食べれない、お店に入れないなんて、想像もつかなかったから。いざ、クリスマス、人がうじゃうじゃ。これじゃ何が出来るのかわからん。女の子は行きたいところを事前にリサーチしていて、女の子が行きたいところへ、次々と回った。イルミネーションが灯り、寒くなってきた。お腹空いたね、と言ってご飯を食べれるところを探したが、予約もしてないし、大したお金もない。入れるお店を探してるだけで疲れてきた。女の子は、ここにしよう!って指差した。牛丼屋さん。なんと、クリスマスに牛丼屋さん。大学1年なら、もっとクリスマスらしいところで、素敵な夜を過ごせればよかったのに、私があまりにも無知、世間知らずで。だけど、今思えば、これはこれで笑える素敵な思い出だ。なかなか手も繋げなくて、マフラーの端と端をそれぞれ持って歩いていた。信号を渡ってる時、点滅し始めたから、マフラー持ちながら走った、けど、マフラーから手が離れてしまって、咄嗟に手を繋いで信号を渡った。私の手は汗でびちょびちょだった、恥ずかしかった。バイバイする時、クリスマスプレゼントを何も用意してなくて、お花屋さんで小さなお花をプレゼントした。

東京の実家から埼玉まで通学していたその女の子は、ある日一人暮らしをする家を決めたという、その家の契約に行くから、それにちょっと遊びに行くがてら付き合ってということで、一緒に行った。帰りは大学から駅まで出ているバスに乗るため、バス停まで一緒に行った、バスの時間まで時間があったから、校舎のベンチに座って話をした。一緒にいる時間が増えて、遡って、クリスマスから付き合ってることにしようって二人で決めた。

熱海観光、海まで二人で出てきた。そこで、写真家の人に声をかけられて、二人の写真を撮って良いかい?って聞かれて、怪しいと思いながらもOKした。海から、菜の花や桜がたくさん咲いてる場所まで車で移動しようってことになり、車に乗せてもらった。河津桜、菜の花一面に広がってるところ、写真を撮ってもらった。写真ももらった。なんだ、普通に良い人か、よかったよかった。

そんな彼女から3年生のクリスマスイブイブに振られた。ほかに好きな男の子ができたって。こんなにも好きで付き合ってたのに、別れはあっという間。聞かなきゃいいのに理由を聞いたら、好きな映画が一緒だった、って事だった。そんな理由であっけなく新しい男の方にいってしまった。

いつでも振られる準備をしておこう、もしかしたら次に付き合う人も私以外の誰かを好きなるかもしれない。女の子に対してそんな風に思って接するようになった。一番の失恋だったなぁ、今思えば。

何も言わずに一緒にいてくれた友達、ありがたかった。家に行っても何も話すわけではない、しんどくて、私が家に一人ではいられなかっただけだ。失恋の傷は時間が解決してくれた。

曲を聴いて、若かりし頃の思い出が蘇る。なんだかセンチメンタルになった朝だ。

今日の通勤BGM♪

くるり/虹


コメント

タイトルとURLをコピーしました