はくじょうもの

やっぱり連日は書けないなぁ、ダメダメな僕。

身の回りに起きたこと、前回書いた家族でコロナリレーをしたこととほぼ同時、僕の勤めている会社の役員が亡くなった。70歳になる手前、早い。癌が発見されてから4ヶ月くらいか、検査入院をしたくらいから、みるみる痩せていった。とても優しい、そしてフランクな役員だった。僕が入社した時からなにかと気にかけてくれていたし、お酒の席でも、僕に歌え歌えと盛り上げてくれた。僕の結婚式では乾杯の挨拶をしてもらった。子供が生まれた時、お祝いをくれた。成長しない僕を、何度も何度ももっとこうした方がいい、今度はこう言ってみろと教えてくれた。約10年、お世話になった。年賀状も毎年ちゃんと返してくれた。驚きが強くて、涙は出なかったし、今も出ない。自分や家族がコロナで参ってる時に葬儀だった。僕は葬儀に受付で参列するように社長から言われていたけど、参列できず。家族葬だと言ってもあの人の人柄か、たくさん人が訪れたようだ。あの人を嫌いという人はあまりいないんじゃないかな。

こんなにも身の回りに死があった。僕なんかよりも同級生の社長やもう一人の取締役はかなり落ち込んでることだろう。平然と仕事をしているけど、心のうちはどんなに寂しいだろうか。

もろにコロナの影響を受けて、僕がお世話になった人の葬儀にも顔出しできず、最後の挨拶も出来ず。なのに僕が考えるのは、僕よりももっと悲しい、寂しい人がいる、そして僕はそんな人達よりも悲しさを感じていないということをちゃんと感じていて、僕はなんて薄情なやつなんだ、と自分自身にガッカリする。お世話になった人が亡くなっても、僕は普通にして生きている。僕が悲しい、寂しいと思う時は果たしていつなんだ。

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