身の丈

人生の中で3回モテ期がくる、って高校だか大学の時に都市伝説的な話を聞いて、やれ彼女できたとか白されたって言ってた友達には、残り2回だなとか、負け惜しみを言ってみたり、逆に3回はモテ期が来るからと、モテてる友達から慰められたりした。

本当にそんなことあるのだろうか。モテる人きっといつでもモテるし、モテない人はからっきし、モテないで変わる事はないのではないかと思う。かく言う僕はといえば、小学生の時(おい、いつの話してるんだ?!)バレンタインのチョコを、私が先に渡す!といって、女の子が喧嘩をしていたこと。贅沢を言ってしまって申し訳ないが、この女の子のことは、僕は好きではなかったので、その喧嘩を何とも言えない気持ちで見ていた。中学では一度バレンタインを好きな女の子からもらった、というか下駄箱にチョコと手紙が入ってて、ドキドキして、ただちょっと周りに見られては恥ずかしいと思い、長靴の中にチョコも手紙も入れたまま、家まで帰った。田舎の中学で、雪が積もってなくても、残っているだけでも、長靴を履いて登下校しなければいけない学校だったから、カバンにしまう間に見つかったりしたら、とコソコソと、そそくさと長靴を履いて、手紙とチョコを踏んづけてしまいながら、帰った。高校はようやく彼女ができたものの、長続きもせず、まあ、正直な話、これも贅沢だが人生初告白されたから、舞い上がって、OKしてしまった節は否めないような感じ。その後ももう一人付き合えたが、学祭で仲良くなったのが、大きかったけど、田舎なのに電車通学をしていたし、部活が忙しかったし、たまにしか一緒に駅まで帰るくらいしかできなくて、手を繋ぐだけで精いっぱいだった。大学では、好意を持っていた女の子と付き合えたが、一年で他の男に取られてしまい、卒業してからも付き合ったりはしたが、モテた!これがモテ期だ!と言う経験、実感は全くなかった。

学生の頃は、僕の事だけではなく、友達の恋愛の話、相談なんかも聞いたりしてて、そう言うのって他人事だから聞くのも楽しいし、アドバイスするのも何だか恋愛マスター面できるから、楽しかった。今は41歳になり、周りはもちろん落ち着いてるし、そんな恋愛相談を受けたりすることよりは、家庭のこと、家を買おうか、車どうしようか、子供の教育のこと、そして健康や病気、保険の話なんてのも話題にあがる。

やはりイケメンは無条件にモテていたし、部活でエースやキャプテンはモテていたなぁ、見た目や実績って大事よね。僕は、活躍すると言っても目立つような活躍ではなく、身体張ってディフェンスしたり、上手くパスが通せた時に、ベンチや応援のメンバーが盛り上がってくれるようなプレーで、決して女の子にキャーキャー言われるような、黄色い声援を受けるようなタイプではなかった。憧れはあったものの、僕にはそういう「華」がないことはわかっていた。

やはり、生まれ持ったものだよなぁ、華があるって人は。ないものを羨んでも仕方ない。樹木希林さんが言ってた、身の丈にあった人生、生活を送るって。自分の身の丈に合った生き方、今はの生き方、生活はどうだろう。自分の身の丈以上に見せようとしてる気がするなぁ。僕は今よりももっと慎ましやかでいい気がする。

今日の通勤BGM♪

SAKE ROCK/Emerald Music

SAKE ROCKは名前を知っていて、その後星野源さんやハマケンさんがこのバンドの人なんだと認識し、その後にインストのバンドなんだと知り、星野源さんはだいぶ後半になって歌うようになったことを知った。ベスト盤を買ったのは、MUDAを聴くためだったけど、それと同時にこの、Emerald Musicがとてつもなくかっこよくて、気に入ってしまって、何回も何回も聴いた。MUDAアルバムはCDは未だに持ってなくて、レコードで買って、大切にとってある。真っ黒なジャケット。これもまたカッコいい。

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